航空機や車両などの重要部品に使われる超々ジュラルミン(A7075)と、新世代素材のカーボンファイバー(炭素繊維)を採用した究極の素材の組合せによる新しいバンパーが誕生しました。落ち着いたトーンでカラーリングされた、超々ジュラルミン製の滑らかな三次元曲線を描くサイドパーツと、ボリュームのあるカーボンファイバー製のパーツが融合したシルエットが魅惑します。
サイドパーツは必要とする強度を十分に保たせつつ、内側をギリギリまで削り込むことでバンパーを装着したサイズの変化はごく僅かです。カーボンファイバーパーツは丁寧にカーボン繊維を積層(レイアップ)した後に切削加工で仕上げた特別なものです。
パンパーの装着は新方式の「Quick Lockシステム」により、装着に工具を必要としません。最終の固定には腕時計のリュウズをモチーフとした大きなネジを手で締め込むことで、安全・確実にバンパーを固定します。
また、Xperia™シリーズ独自の充電端子は、卓上ホルダガイドラインに従った寸法を確保することで、バンパーを装着したままでも卓上ホルダを利用できるなど利便性を考慮しています。
- 「Quick Lockシステム」の解説動画です。
- 超々ジュラルミンA7075を採用
- 材料は超々ジュラルミンA7075を採用しました。強度と軽量さが求められる高度産業製品に使われる材料です。加工が難しいという面もありますが、Deffの持つ技術力により、美しい三次元曲線への成形と鮮やかな発色の表面処理を施しました。
- トップとボトムパーツにはドライカーボンを採用
- ドライカーボンとは、プリプレグと呼ばれるカーボンファイバーに樹脂を含浸させた
シート状のものを金型に入れ、特殊な製法で無駄な樹脂を取り除くという手間の掛かる製法です。樹脂で固めただけのウエットカーボンよりも遙かに軽量で、機械的強度も十数倍になります。
- Deff(ディーフ)の名の由来は「Design evolution for the future.」
「独創性の高いアイデア」と「進化するデザイン」で、時代にあったライフスタイル提案とその未来を創造したいという思いが込めれらえています。
ユーザーに本当に役立つ製品を提供する「メーカー」が本来持つべき姿勢を第一に考え、模造品ではないオリジナルにこだわったユーザーの皆様の生活を豊かにしていく「モノづくり」を実現します。時代や環境によって変化する「使いやすさ」や「最適な素材」を考えた設計に機能美を加え語らずとも製品がユーザーに支持され、国内メーカーとして、日本人による世界に通用するブランドを目指しています。
-
1978年、京都生まれ。2003年よりプロダクト/グラフィックデザインを中心に活動を始める。 2004年から2009年までの間に、14製品でグッドデザイン賞を受賞。2006, 2014年ドイツiFデザイン賞受賞。2012年ドイツred dotデザイン賞受賞。
現在は、ディーフ株式会社 創業メンバー、取締役兼プロダクトデザイナーとしてDeff(ディーフ)プロダクトのデザインを一手に担う。